神棚を感謝と敬う気持ちでまつる

水神すいじん

水神様が見守られている(守護されている)場所として、個々の家庭の「水道の蛇口付近」、「台所の洗い場」、「お風呂の浴槽」、「家屋内の下水」などがあります。

 

人間はきれいな水がなければ健康に生きていけず、また汚い排水を正しく管理しないと健康を害しますので、水神様は「清潔な水」と「不潔な排水」を見守られています。飲み水をとる・炊事をする場所などに、ばい菌が繁殖するような行為(管理不備)をする人間に、ばちを与えて注意を促されています。

 

水神様に指摘される管理不備(つみ)としては「台所の洗い場で、洗濯場でするような衣服や雑巾などを洗う」、「台所の洗い場で、洗面所でするような歯磨きやうがいをする」、「浴槽内を不潔な状態にする」、「下水管を詰まらせる、汚水が敷地に漏れる」などがあります。どれも「人間が健康的で安全に生きていけるように」という視点で判断されます。

 

また、水神様に特有なこととして、熱を嫌われるそうです。水神様の体であるたましいは、人体同様にやけどをするからです。基準としては人間が熱いと感じる温度です。ですので、台所の洗い場に「熱湯を流す」、「熱い鍋を置く」、「油を飛び散らせる」などは避けたほうがよいと思います。

 

また、洗い場などを熱湯消毒するときは、お塩で振り清めて「水神様、熱湯消毒をしますので、この場を退いてください。終わりましたらご守護をお願いします」とお断りして行えばよいです。

 

管理不備や熱に関する不備があると、体がばい菌で侵されるような「肺炎・吹き出物」、やけどをしたような「とびひ・ただれ」、下水管が詰まるような「便秘・腫瘍」などの変化を住人に起こさせることで、罰を与え注意を促される場合があります。

 

そのようなときは、不備をしてしまった場所をお塩で振り清めて、真心からお詫びし、改めると早く良くなります。気づかない場合は、一定期間苦しむことで不備を償うことになります。

 

また不備に気づくよう、初めての不備の指摘から奇数の年毎に、一定期間の苦しみが繰り返される場合もあります。少し大変な約束事のように感じるかもしれませんが、人間を苦しませるための約束事ではないことを理解しておく必要があると思います。

 

日常生活で軽度な病気になることは普通のことですが、適切な治療をしても治りにくい場合、繰り返す場合、徐々に持病となっていく場合など、普通の経過でない場合に、不備がないか思い返してみることが大切です。また、気になる夢を見た際に、不備を知らされている場合もあります。

 

私自身も子どもたちが次々と「とびひ」を患い、長く続いたり、同じ子どもが短期間に2度患ったりと普通ではない症状が起きた際に、水神様にお詫びをした経験があります。お詫び以後は、長く続いたり、繰り返したりすることはなくなりました。

 

次は「荒神様」です

トップへ戻る