神棚を感謝と敬う気持ちでまつる

鎮守ちんじゅの神様

身近な神様として鎮守の神様を紹介する際のお社の写真を用いて、解説しています。

 

「村の鎮守の神様の、、、」の歌のように、昔から鎮守の神様は身近な存在だったのだと思います。地域の方々が日々の生活の中で身近に神様を感じ、ほこらやお社を自然にまつり始めたのが始まりだと思います。地域によっては大きな岩だったり、大きな木だったりし、鎮守の神様や多くの神様方が拠点とされていることを自然に感じていたのだと思います。

 

この写真は近くの神社のお社の写真ですが、地域の歴史の資料をさかのぼると、江戸時代末期の1841年(天保12年)には神社としてまつられていたようです。

 

地域の神社には歴史的に、人間に都合よく分類されたり、解釈されたりした側面があると思いますが、大切なことは昔の地域の方々のように「人間より目上の神様がいらっしゃることを身近に感じること」だと思います。

 

鎮守の神様は、各地域で人間や生き物に関わるすべてのこと(天候などの自然現象、生と死、健康と病、思想、学問、科学、職業など)に携わっていらっしゃる神様の総称です。特定の役目の神様や位を指す名称ではありません。

 

携わられていても人間を一方的に動かしたり、直接何かを教えることはめったにありませんので、人間自身が感じ、考え、行動して、ものごとを進めていかなければいけないのだと思います。

 

また、お正月や人生の節目だけでなく、日頃から感謝の気持ちを持ち、「お願いしたのに聞いてもらえなかった」などと、自分に都合のよい解釈をしない方がよいように思います。

 

神様は目上の存在ですので、きっといろいろなバランスを考えられ、その方の願いが通らなかったのだと思います。

 

次は「水神様」です

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